柏在住でないオーガナイザーが勝手に感じた柏市の課題3選

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。

Startup Weekend Kashiwaオーガナイザーチームの前林です。

 

私は東京都の赤羽在住のため柏に行くには電車を乗り継ぐ必要があるため、柏市にはそれほど行ったことはございません。

そんな私がStartup Weekend Kashiwaのオーガナイザーチームの一員となり、プレイベントなどで柏の話を聞いて感じた柏の課題を3つお伝えいたします。

 

 

1.柏駅周辺と柏の葉の交通アクセスの悪さ

柏の葉と柏の間にある東武バス。しかし意外と知られていないと感じる。

 

柏市には大きく分けて2つの市街地があります。それは、常磐線の柏駅周辺に発展した古くから商業地と東大柏キャンパスやつくばエクスプレス沿線を中心に発展した研究機関の集積地である柏の葉周辺があります。

柏の葉の周辺で最先端技術を研究しつつ、柏駅周辺の充実した個人経営の飲食店を利用する。このような研究機関の集積地と商業の集積地が同じ自治体内にあるというのは結構興味深く、つくばや東京など他の都市では実現できないことでもあります。(つくばの場合研究機関は市街地から遠いところにあり、東京は研究機関があまり多くありません。)住みやすく働きやすいという場所という意味では興味深いなと感じます。

しかしプレイベントなどで聞く限りこの2つの街の行き交いについては、まだまだ課題が多いと感じます。その原因となっているのは交通アクセスです。電車でのアクセスは東武アーバンパークライン(野田線)とつくばエクスプレスを乗り継ぎ途中で流山市を通るせいか、運賃が高くなりがちです。そのため、運賃が高くなりがちで行くには不便さを感じます。

実は2つの街東武バスによって結ばれているものの、あまり知名度は高くないと感じています。実際プレイベントに参加された方でもあまり使ったことがない、バスのルートがわからないという声が相次いでいました。

そのためこの2つの街の間の交流をどうするか。これは大きな課題だと感じるところです。

 

2.活かされない観光資源

手賀沼にかかる手賀大橋

ベットタウンのイメージの強い柏市ですが、実はそれなりに観光資源の揃う街でもあります。

特に手賀沼はトライアスロンやマラソンのコースとして知られており、また釣りもできるなど首都圏からも気軽にいけるアウトドアを行える場所となっています。近年では周辺にひまわりが植えられることでも有名になりました。また柏市街地に数多くある個人商店も個性的なものが多く、特にジャズバーには名の通った演奏者が出てくることもあります。

しかし前述通りベットタウンとしての印象の強い柏市。観光を訴えてもなかなか知名度に結びつかないのが現状です。その印象をどう変えていくかによって柏自体の知名度が変わっていくと思います。

 

3.マーケティングに長けた隣の流山市の勢いに押されている

つくばエクスプレス線流山おおたかの森駅。周辺の開発は柏市にも大きな影響を与えている。

 

そして今あげた3つの課題の中でも顕著に出ていると感じるのがこの課題です。

流山市はつくばエクスプレス開業後、マーケティングに長けた戦略を次々と打ち出し子育て世代の30代夫婦を中心とした層を増やすことに成功しています。実際2005年〜2015年までに2万人以上もの人口増が起きており、小学校の開校など人口減少下の他の自治体ではなかなか見かけないことが多く起きています。

近年首都圏の都市では、流山のように育児・教育環境整備や交通網などのインフラを整えマーケティング戦略により住民を誘致することを強化する街が人口増による成長を続けています。しかし程度の知名度もあり首都圏からそれほど遠くないにも関わらず人口減に苦しむ街も出てきており、差が広がっています。

柏市は幸い人口増が続いているものの、今後東京でも人口減が見込まれる中どうなるかは不透明な状況です。そのため流山同様、マーケティング手段を講じた住民誘致を検討する必要が出てくるかと思われます。例えば市街地に繁盛している個人商店が多く残っている一方最先端の研究機関も所在する・新しく住む人も昔からいる人も多いため幅広い世代が交流できるなど流山や近隣都市にはないところを訴えていくべきではないかと思います。

 

以上、私なりに勝手に考えてみた柏市の課題を拙くはありますが挙げてみました。

課題が残っているということは、生活に直結するという意味で住む上では問題になりますが、逆に言えば大きなここにビジネスチャンスがあるということも意味します。是非ともあなたのアイデアで柏市をより良くするビジネスを作り上げていきませんか?

また柏市で起きている問題は、他の首都圏の街・さらには都市の住宅街にも応用できる問題です。単なるベットタウンに過ぎなかった街をイノベーションの拠点にしていきたい。そう考えている方にはビジネスを始める上で最適な場所だと思います。

柏市で起こしたアイデアで全国各地の街を活性化する取り組みを成し遂げたい。Startup Weekend Kashiwaではそんな皆様の挑戦を期待しています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

第1回 SW Kashiwa に申し込む

特定の知識・スキルがなくとも、アイデアがあれば問題ありません。

実は過半数の方が一人で初めて参加する方々です。初めてでも心配はいりません。


スタートアップに向けて一歩踏み出そう!


第1回SW柏 詳細を見る[Doorkeeper]→

コメントを残す

*