KOIL

KOILが研究開発系ベンチャーを起業するのに向くかもしれない3つの理由

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Startup Weekend Kashiwaの舞台となるKOIL。

規模の大きなコワーキングスペースとして起業家の注目を集め、ベンチャー業界からも高い関心を集めています。

 

その中でも研究開発系ベンチャーについては、日本の他の場所にはない強みがあると思います。その強みの一部をご紹介いたします。

 

1.KOILの名前の由来となった東京大学柏の葉キャンパスの存在

 

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_University_of_Tokyo.JPG#/media/File:The_University_of_Tokyo.JPG

 

KOILのある柏の葉キャンパス駅。ここからバスで行った先にあるのが東京大学柏キャンパスです。

東京大学というと赤門で有名な本郷キャンパスのイメージが強いかもしれませんが、こちらのキャンパスも研究レベルの高さで知られています。特に有名なのが宇宙線研究所で、2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章教授も在籍するなどその研究レベルの高さは世界的にも有名です。そのほかにも気候変動、バイオ情報、自動運転などで著名な研究室が存在し、最新設備の整われた環境で研究が続けられています。

スタンフォード大学の高いレベルの研究からシリコンバレーのベンチャー企業を支える人材が産まれたように、高いレベルの研究を支える人材はベンチャーを支える元になるものです。実際米国ではシリコンバレーだけでなく、IBMの研究機関のあるテキサス州オースチン、カーネギーメロン大学のあるペンシルバニア州ピッツバーグなどがベンチャー企業、特にリアルテック系のベンチャー企業を数多く産む場所として注目されています。柏の葉でも同じようなムーブメントが起こる可能性はあるかもしれません。

 

2. 東京とつくばの中間。その間に主要大学や研究機関が数多く存在する。

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=1234664

 

大都市・東京と研究都市として知られるつくばを走るつくばエクスプレス線。柏の葉はその中間に当たる街です。

この立地は研究機関へのアクセスの良さをそのまま意味します。例えば都心からは遠さをよく指摘される筑波大学ですが、柏の葉なら電車とバス乗り継ぎにより40分ほどで到着するためだいぶ行きやすくなります。東京都心へは区間快速なら40分以内に秋葉原に到着するため、都心部の大学・研究機関へのアクセスにも恵まれていると言えます。

またつくばエクスプレス沿線以外でも、我孫子市のNECの研究機関、松戸市の千葉大学などにも比較的近い立地にあります。

これらの意味もあり、研究関連の人材獲得や情報入手においては柏の葉は有利な側面があります。

 

3. リアルテックに強いベンチャーキャピタルとの関係がある。

KOILの運営には三井不動産が関わっており、三井不動産のベンチャー共創事業部である「31VENTURES」運営しています。31VENTURESの後援には、エンジェル投資家を多く抱えるベンチャー支援組織「TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)」があります。

TEPは、宇宙・IoT・生命科学などのIT部門ではない、研究を重視したベンチャー企業に数多く投資した実績のあるベンチャーキャピタルとなっています。ITベンチャーへの投資以外もあり、東京以外にも拠点を持つベンチャー投資機関は多くはないため、KOILは貴重な場所となるかもしれません。

ちなみに、第一回 Startup Weekend柏では、スポンサーとして後援いただいております。

 

以上拙いながらもまとめてみました。

KOILという恵まれた立地を生かし、起業してみたいと思う方が増えることが少しでも願い、この記事をまとめます。

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